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なんだかムシャクシャしたからDAHON K3買ってみた。20インチと乗り比べレビュー①

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DAHON K3シャンパンゴールド

仕事でうまくいかなかったり、ハードワークが続いてストレスがたまって…

そんな事、みなさんも経験ありますよね。私がいま置かれている状況がまさにそれです。

あなたはどうやってストレス解消しますか?私は…

DAHON K3買っちゃいました!!

まさか20インチの折りたたみ自転車(cyma connect)を初めて買って1年後に、また2台目を買うなんて…

自転車趣味は沼。

輪行に便利な軽い折りたたみ自転車がずっと欲しかったので、あまりのストレスに財布の紐がゆるんでしまいました。K3、Twitterで見ていると味のある景色にすごくマッチするカッコいいデザインですよね。

実際に買ってみると、小さい!軽い!やっぱりカッコいい!そこそこ走る!

ただ、20インチに1年乗り続けた経験も無駄ではなかった…と思える気づきもいくつか。

その感想を交えつつ、試し乗りついでに秋の風情を探しにポタリングしてみました。

目次

DAHON K3とは?

折りたたみ自転車を中心に展開している米国のメーカー、DAHON製の14インチ折りたたみ自転車。

  • 本体重量7.8kgと片手で持てる軽さ
  • 折りたたむと650 × 590 × 280(mm)と20インチより一回りもコンパクト
  • 3段変速がついていてちょっとしたアップダウンも平気。そしてそこそこ速い。
  • スタイリッシュな外観

輪行(電車など公共交通機関を自転車を輪行袋に入れて移動しながら、降りた先でサイクリングする)に理想的な性能とカッコよさを持ち合わせている事で人気の1台です。

※公式サイトはこちら。2022年11月末時点ではまだ2021年版の仕様しか載っていません…

今回購入したのは2022年版の新色、シャンパンゴールド。本当はレッド/マットブラックが欲しかったんですが、店頭在庫のシャンパンゴールドなら待たずに買えると言われ…決めました!

国内仕様版で折りたたみ式ペダル、ベル、反射板も付属していました。

追加で購入したもの

  • キックスタンド(スタンドくらいは最初から付けてほしい…)
  • 輪行袋(DAHON純正のもの)
  • ボトルホルダー
  • ブレードロック
  • サドルロック
  • スマートフォンホルダー
  • マッドカバー(取り外し可。後輪側のみ)

鍵は防犯のため必須ですが、携帯性を念頭にブレードロックかワイヤーロックどちらにするかは悩みました。ブレードロックは使いにくいと聞いていましたが、今回は切断しにくそうな方を選びました。

純正の輪行袋はロゴにつられて購入しました。バッグというより自転車のフレームにバッグの持ち手になるベルトを巻き付けて吊り下げ、カバーで車体を覆っているイメージです。

そのためバッグの強度に不安があるで携行時は持ち手はあくまで肩にかけるなどして補助、サドルやフレームをバッグ越しに持ち上げるよう推奨されています。

マッドカバーは前輪側はあきらめました。濡れた路面など悪路を走らなければ良いだけです。自転車屋さんいわく、汚れが跳ねても多少はフレームに当たって乗り手には届きにくいだろうとの事。

あとは乗りながら考える事に。ゴテゴテ付けすぎると車体の軽さというメリットが弱くなりますよね。

試行錯誤しながら準備

輪行袋

自動車から輪行袋ごと近くの公園に降ろし…

輪行袋から出した折りたたみ状態のK3
折りたたみ状態から展開したK3

さっと展開して準備完了!輪行袋はシートポストに取り付けて出発です。

『さっと』なんて書きましたが、実際は…

  • 折りたたみ状態から展開するのに、前輪と後輪をくっつけているマグネットが強力でなかなか外せなかった(購入時にレクチャー受けていたのに)
  • 輪行袋をコンパクトに折りたたむのに一苦労

と、30分くらい悪戦苦闘していました。なので初輪行時には事前に折りたたみや展開、輪行袋の出し入れをスムーズにできるよう練習することをオススメします。ここを手間取って、電車に乗り遅れたりなど予定が狂うと目も当てられません…

出発、イチョウ並木を目指す

まずは近くのイチョウ並木を観に。K3はハンドルの高さを調節できないので、少し前かがみの姿勢で乗ることになります。シートポストを下げる事で多少楽にはなりますが、身長の高い人には少し窮屈に感じるかも。

私の身長(169cm)だと慣れない姿勢ではあるものの、乗っているうちにだんだん違和感はなくなりました。

20インチ以上に路面の段差に気をつけなければと緊張しながら街を走り抜け…

DAHON K3と高知市役所西側の銀杏並木

高知県庁西側の通りに着きました。イチョウ並木がきれいなスポットとして県内では知られている所。時期的に遅かったかなと思いながら来たのですが、落葉で彩られる景色が好きな私にはちょうど良いくらい。

別の紅葉スポットを目指して、さらにペダルを漕いでいきます。

鏡川河川敷

想定より出発が遅かったせいで、かなり日が落ちてきました…

見えてきたK3のメリット、デメリット

鏡川沿いの道路
Google mapのストリートビューより引用

どこから対岸に渡ろうかウロウロと。この坂を登ることになったのですが、ここでK3の3段変速に助けられました。街なかは一番重いギアで快適に走れましたが、これくらいの坂なら1段落とすだけで相当軽く、一番軽いギアなら坂道嫌いの私でも座ったままで登り切れました。

14インチの折りたたみ自転車だと、車重の軽さやメンテナンス性を考えて変速機のないシングルスピードのものが多いですが、K3ならでは強みですね。

高知市鴨部高町国道33号線沿いの少しレンガ模様の凹凸がある歩道
Google mapストリートビューより引用

鏡川橋を渡った先のこの歩道でK3(というより14インチ小径自転車)のデメリットを実感しました。

20インチでは何とも思わなかったちょっとした路面の凹凸が、結構な振動となってハンドルに伝わってきました。シティサイクルなどタイヤの大きな自転車からいきなり14インチに乗り換えていたのなら、ちょっと怖さを覚えるくらいです。

20インチ自転車で小径自転車に慣れておいたから落ち着いてハンドリングできたかなと。ここは最初に買う折りたたみ自転車のタイヤ径選びにおいて重要なポイントだなと実感させられました。

特に毎日の通勤通学で使うとなると、路面が整備されていないところを通る方にはオススメしにくいです。なので、K3をカスタマイズする方が真っ先にビッグアップル(同じ14インチのタイヤながら幅が太い)に交換するのも納得です。

ビッグアップルへ交換するメリットに

  • 段差や凹凸による衝撃や振動が緩和され、ハンドリングが安定する
  • 上記と同じ理由で乗り心地自体も改善される
  • タイヤが太いためタイヤ径も若干大きくなるので、スピードも速くなる

ただ、デメリットもあって

  • タイヤが太い分、少し重くなるので若干漕ぎはじめが重くなる
  • タイヤが重い=車重も重くなるので持ち運びの軽さというメリットが減る(ただし300g程度)
  • 太くなる事でブレーキやディレーラー(変速機)に接触する場合が。なので交換するなら信頼できる自転車店(特にK3のビッグアップル化を手掛けた事があるお店)にお願いするのが無難。
  • メーカー保証が効かなくなる(ここ重要)

メリットとデメリットは等価交換の部分もあるので、自分の理想のサイクルライフを念頭において検討すれば良いと思います。輪行だけに使い悪路を避けられるなら標準タイヤでも十分ですし、クイックなハンドリングは小回りが利くという捉え方もできます。

またビッグアップルにこだわらず、もう少し控えめな太さのタイヤでも十分に乗り心地は改善できますのでK3のカスタム化に詳しいお店に相談してみる事をオススメします。

落葉に季節の深まりを思い…そして帰路へ

高知大学朝倉キャンパスを回り込むように走りながら南下。途中、シティサイクルの学生に追い抜かれました。もちろん、頑張って漕げば追い抜かれない位のスピードは出せました。ですが、それはこの自転車に求める走り方ではないのであくまでマイペース。

そして目的地その2、金高堂朝倉ブックセンターに。このあたりも紅葉の時期には黄色く色づく木々に風情があるのですが…

DAHON K3と黄色く色づいた木々

かろうじてこの木がギリギリ観られる色合いで、あとは葉も落ちたりで時期を逸したようでした。落ち葉が物悲しく…それもまた本屋さんの前というシチュエーションを考えると文芸的なのかもしれません。

住宅地の畑一面に鈴なりの実をつけた柿の木

近くの柿の木は見事、鈴なりの実をつけていました。来年こそはもっといい時期に来ようと決意し帰路へ。

夕暮れに染まる土佐道路

すっかり日が落ちてしまい、暗くなるのも時間の問題…そこでライト装備していない問題を思い出しました。夜乗らなきゃいいんでしょと購入を後回しにしたツケが早くも回ってくることに。

自転車の前照灯

近くにサイクルベースあさひ土佐道路店があったのが幸いでした。定番のキャットアイを購入。

トミカビル??いいえ、トヨタワー土佐道路店です

一安心して店を出ると道路の向こう側に…

西側から見た高知トヨタトヨタワー土佐道路店

高知トヨタトヨタワー土佐道路店!このトミカビルみたいな外見は目立ちますよね。四国初の展示形式だそうです。

正面から見た高知トヨタトヨタワー土佐道路店

納車前の車が並んでいるそうなので日によって入っている車が違うとか…ぜひまた確かめてみたい!

そのうち辺りはすっかり暗くなり、まだまだ慣れていると言えない自転車なので路面に気をつけながらスタート地点である駐車場まで懸命にペダルを漕ぎ続けました。

しかし急いでしまうとやはりどこかが疎かになるもので、2度ほど車道から歩道に乗り上げる段差でハンドルを取られ車体が横滑りしてしまいました。そういう事もあると気をつけていたので落ち着いてバランスを取り直しましたが、やはり14インチは同じミニベロでも20インチとは別の乗り物でした…

夜のコインパーキング

ようやく帰り着きました…緊張から解放されどっと疲れが。往復約15kmのポタリングでしたが、スピードは14インチという小さなタイヤ径の事を考えれば及第点。ですが、乗り心地や安定性は当然ですが長距離乗るのは不安かなと感じました。

やはりこの自転車が真価を発揮するのは車体の軽さを活かした輪行!次回はK3で輪行を満喫しようと決意を新たにしました!

最後にコースマップを

DAHON K3

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