
折輪行というキャプションのインパクトでTwitterを賑わせた、自転車日和2022春夏号買ってきました。
今号は
- 折りたたみ自転車乗りになったら一度はやってみたい輪行(自転車を手荷物として公共の交通機関に持ち込み、一緒に移動すること)についての簡単な知識やマナーの紹介
- 先輩サイクリスト方の体験談や輪行旅をイメージやすい体験レポート
- 自転車で出かけた先で気分よく昼寝するためのグッズ特集
- グラベルロード(未舗装の道でも走れるスポーツバイク)特集
主に上記のような内容。自転車日和らしい肩の力が抜けた誌面で初心者サイクリストにも読みやすいです。
そして趣味としてのポタリング、サイクリングをどう伸ばしていくかのヒントが散りばめられています。
そもそも自転車日和とは
『自転車日和』はスポーツ自転車の選び方や楽しみ方が分からない初心者のための1冊。初めての人や女性でも気軽に読むことができる”親しみやすさ”や”わかりやすさ”が特長です。
自転車日和2022春夏号より
上記のように自転車日和の記事はポタ丸のような初心者にもわかりやすいです。具体的には
- サイクリング初心者が気になるテーマを中心に、体験レポやエッセイなども交えた肩の凝らない構成
- 自転車専門誌に良くある、レース記事だったりトレーニング法などマッチョな記事はほぼ見られない
と、とっつきやすいです。バックナンバーには気になる人気車種、DAHONやBRONPTONの特集もあります。お取り寄せはお早めに!
ブロンプトン特集は楽天は新品のバックナンバーが売り切れたので中古、AmazonはKindle版を貼っておきます。
ではネタバレにならない程度に注目記事の感想を。
『折輪行』って何て読むの⁉
答えはあなたの心の中に…なのか読み仮名は振っていません。
内容は輪行未体験者が最初につまづきそうなマナーや注意事項、交通機関ごとの簡単な規則、代表的な人気おりたたみ自転車4台の折りたたみ時間の比較が簡潔にまとまっていました。
輪行向きの軽い折りたたみ自転車のカタログは選択肢が絞られている分、価格やスペックの比較がしやすくて輪行用に新しい自転車の購入を考えている人にとってありがたい内容です。
輪行旅の体験談は教科書として最適!
輪行旅ってどんな感じ?に答えてくれる『久比岐自転車道 ぜいたく輪行旅』という体験レポート。
観光、グルメ、鉄道趣味、ポタリングを輪行という手段でキュッとひとまとめにできたのが分かる記事になっています。
こういう描写があると、自分なら輪行でどこへ行こうか…立ち寄り先で何を楽しもうか…なんて妄想が膨らみますね。
それ以上に役立つのが『みんなの折輪行エピソード』。先輩サイクリスト方の色んな輪行ライフやアイテムとともに、貴重な失敗談などのエピソードが本当にありがたいです。これから輪行にチャレンジするにあたって楽しみ方や注意すべき点が学べます。
自転車+昼寝
個人的に今号一番の推し!アウトドア用の手軽に持ち運べるお昼寝用のマットの紹介記事です。
ポタリング=グルメ巡りや観光だけじゃない。ただ気持ちのいい場所で昼寝に行くだけでもいい、っていうのは目からウロコでした!
また、各マットの特徴や使い心地などのレビューも実際に体験、比較したもので、『折輪行』特集より力入っている?って思わされるくらいの良記事。
青空と気持ちいい風に吹かれてのまどろみは、きっと日常の疲れや心のささくれを癒してくれますよね。
ポタリングだけでなく、もちろん釣りやドライブなどのアウトドアや、庭つきの家をお持ちの方でも楽しめるアウトドアマット。ぜひお読みになってご参考に。
グラベルロード特集も
グラベルロード(未舗装の道でも走れるスポーツバイク)を取り上げた記事。ロードバイクやマウンテンバイクのような特化型にはない、万能型のグラベルロードならではの楽しみ方、選び方が興味深かったです。
日本の田舎とかだとちょっとしたあぜ道くらいは気にせず走れ、長距離も楽しく走れるグラベルロード。輪行用の折りたたみ自転車と別にもう1台って時に選択肢に挙げたい車種ですね。
まとめ
マナーや基本的なノウハウ、代表的な各公共交通機関ごとの規則や料金など折りたたみ自転車での輪行に関するあれこれや、お昼寝グッズの比較記事、グラベルロードとバラエティに富んだ構成でした。
- 『輪行』って言葉はたまに耳にするけどそんなにいいの?と疑問に思っている方
- 漠然と折りたたみ自転車で輪行したいけど、約束事が分からなくて二の足を踏んでいる方
- のんびりポタリングってスタイルに憧れるけど、特に行きたい所もないという方
- グラベルロードって何?と単純に興味のある方
- ママチャリは卒業したいが、速度重視の本格的なロードバイクよりちょっとしたあぜ道や、キャンプ先にも持ち込めるようなスポーツバイクをお求めの方
上記に当てはまる方はぜひ自転車日和2022春夏号、手に取ってみてください。